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神父様のお話

 

新しい年と共に  2007年1月

明けましておめでとうございますという挨拶の声が今頃日本中に響き渡っています。すべての民族の文化では新しい年を迎える流れを大切にし、さまざまな慣わしをもって新しい年を向かえるのです。 そして、国によって異なる習慣の中で一つの共通点があります。前年の過ちを反省して水に流し、身を清めて新たな 気持ちで未来を向かう精神です。日本の場合は年越しそばを食べ、初詣でなどをして、ほとんどの人々が仕事を控え 家族と共に祝う、日本にとって一年中で唯一のひと時です。一昨年の今頃、私は水巻教会から離れて伊丹教会へ出発するところでした。もう一度何もかも捨てて新しい生活を 始めなければならない不安の時でした。そして神に頼って前向きに進むほかはないと思いました。 今までの過ちを悔い改める出発でした。正直に言えば水巻を出るのは、嬉しくなかったのです。 やっと自分がなれてきたところでしたし、また水巻教会の皆さんも私のことを少しなれてきたときにいなくなるのは誰に とってもつらいことだと思います。教会は会社と違ってお金を設ける、能率を上げるなどは目的ではなく、人間関係を 深める、信頼を高める、理解し合う、許し合う、聖徒の交わり(=信徒の交わり)が何により私たちの第一の目的です。 どうしてもそのレベルまでにいたるのは時間がかかります。特にその相手が外国のかたであれば、なお更に難しいこ となのですが、やっとあそこまでに行ったところにまた、転勤するのは受け入れ難い事実ですが、神様のやり方と人間 のやり方、神様の思いと人間の思いは天と地が遥かに遠いものであるように、その理由が分からなくても、十字架を 背負って前進するほかにはないと思いました。十字架と言えば、伊丹教会に来るのは嫌でなければ、十字架でもなかった。問題は私自身の心の中にありました。 変わりたくない、安定した生活、自分を創った世界を守りたかった。水巻教会では私一人の生活でした。何でも好きな ようにコントロールして、誰にも相談する必要はなかったのですが伊丹ではほかの兄弟もいるし気ままに振舞うことが できなくなるではないかと思いました。しかし、もう一年間が経ちましたし、伊丹教会の皆さんが本当に温かく迎えてくださって、この小教区では長いオブレ ート会の伝統のせいか、里帰りのような感じがしました。更に他人と一緒に生活するのは辛いよりも、楽しいことですと 再び味わいました。以前神学校のとき、若かった徳島教会、高松の時代の生活をもう一度体験しているのです。この一年間信じられないほどの早さで終わりました。まだまだ、小教区のことを十分につかんでないし、皆様の名前 を覚えきれない、などなど私にとって沢山の問題がありますが、伊丹教会まで導いてくださった神様に感謝しています。 神様はいつも私たちのために一番良いことをお分かりになり、そのところまでに導いてくださいますと今回こそ確信しま した。神様の御旨であれば末永く皆様と共に留まりたいのです。今年は最高の良い年でありますように祈りながら、 新年のご挨拶を致します。あけましておめでとうございます。      
今年もくれぐれもよろしくお願い申し上げます。

主任司祭 ハーン・フランシス神父

 


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