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聖霊降臨後の教会の行方   2007年6月

  少しずつ夏に近づき、花が美しく咲いているこの季節には、教会典礼の流れの頂点を過ぎ越すのです。 主キリストの死と復活を記念して50日間を経て爆発的な喜びのうちに歩む教会は、これから平凡な生活に 戻ります。御父の右に座して我らの為に執り成して下さる主は、私たちの為によき牧者として自分の父の元 に引き寄せてくださる、希望のうちに。 先週の日曜日、5月20日に小教区では二つの集いがあり、私もそれぞれに参加させていただき、感心しまし た。その感心は主に二つの点でした。参加してくださった人数、と同時にその勤勉さです。午前のミサ後に始 まった集いはピース9、憲法の更新あるいは新しい憲法を作成する問題について研修しました。問題定義と 皆さんの意識を高める3時間の集いでした。政治的な問題と言われ、教会でその活動するはずがない考え もあり、しかしこの重大な社会の問題、日本の現代の世界にどの方針を採るべきかを信仰を踏まえて考え、 日本の政府にその考えをはっきり示すことは信者の義務だと思います。ナチドイツの時代に教会はおおいに 黙っていたからヒトラーがどんどん調子を上げて恐ろしい方向に進んだ。今のアメリカの教会も黙ってイラク、 などのところにあまりにもおとなしい姿勢をとっているからこそ世界の情勢がますます狂ってしまいつつあるの です。教会は預言する使命を受けています。聖霊の導きを受けて謙遜のうちに、社会に向って命の道を示す。 民主主義制度が日本に根を下ろすか、枯れてしまうか、教会が多いに関心を持つべきだと思います。何もかも 政治家に任せるのは無責任です。いろいろな問題をよく理解して、その後皆が自分の良心に従って決めるべき ですが、集まって共に真理を求めることこそ教会のあるべき姿だと思います。日本人皆が正しい選択、日本の ために世界のためになる判断ができるように祈っています。 そのすぐ後に三つの委員会、典礼、研修、宣教のメンバーが集まりました。現在の伊丹の小教区の様子とその 有様について考えました。信徒の人数は減っているし、維持費、献金が毎年少なくなっているし、若者たちに 特に最近子供たちに教会離れの現象が目立っています。それに関して私たちは何ができるでしょうか、皆さん 3時間ほど熱心に話し合いました。教会は祈りの場であるはずにもかかわらず、あまにも公民館みたいな場所 になりがちではないでしょうか。もっと祈りの雰囲気を蓄えるべきではないでしょうか、今の聖堂の環境が精神を 高めて神を礼拝するように促すのか、あるいは妨げているのではないか、について細かく考えて論じ合ったので す。取り上げられた問題はともあれ、皆さんの真心さ、どんなに教会を愛しているか、教会の素晴らしさが今教会 にこられていない兄弟姉妹、一般の未信者にその魅力を表わすことが出来るかを一生懸命に考えて下さった。 結論から見れば、そんなに大きいな悟りを得なかったと思いますが典礼のあり方について、日曜日の重要性、 それぞれのポイントを互いに理解し合おうとする貴重な一時でした。 具体的に、評議会に対して、小さいながらも何点か提案することになりました。もっと祈れる雰囲気をミサの前に 聖堂の中に高めるために、ミサが始まる5分前に鈴を鳴らして沈黙を守る時間を設けてその時間に聖書と典礼のパンフレットを読む、あるいは心を尽くす時間作る案。名札を聖堂の裏に置かないように、沢山の方はそれを活か してないし、作っていない方も結構いるし、初めて教会に来た新しい方、しばらく教会に来られていない方へ、クラブっぽい会員制度式な印象を与えているのではないでしょうか、並べるより個人で持って着けるようにするほうが もっと良い方法ではなでしょうかと。そうすれば聖堂の裏の混乱が多少避けるようになり、お祈りの雰囲気が保て ると。小さい子供に御聖体を拝領する時に飴を配るのは良い教育でしょうか、あるいは祝福を頂くのを優先にして ミサ後に飴を神父から頂くのはどうでしょうか、と言うような案でした。正直に言えばこの細かいことを変えても、ミサ に出席する人数が増えると思わないし、維持費を増大するきっかけにもなるはずはないのですが、皆は教会の共 同体はもっと深く日曜日の典礼とその中心に近づきたい、祭壇の意味、コーラスの位置、ミサ中または前後の親睦 をもっと正確に、より意義深い交わりになるように求めている憧れを感じました。集まった皆さんは自分のためでは なく、来られている方、時々しか来られない兄弟、久しぶりに教会に戻ってくる方、初めて教会に来られる方などの 為に、どのように皆が一つになって主キリストに出会える環境をさがしているのかと感じました。評議会はこの案を 聞いてどう決めるかは解りませんが、こんなに教会のために、社会のために貴重な休みの日を犠牲にして協力する 信徒が、伊丹におられることに感動して神に感謝しています。更に自分も、皆さんが求めている教会に近づけるよう に、もっとしっかりして居なければならないと感じました。 教会内外にかかわらず神の御旨が果たされますように。そして神の栄光が高められますように、聖霊の力を借りて 進もう。

主任司祭 ハーン・フランシス神父

 


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