聖霊よ、来てください、地の面に 2008年5月
4月の初めに当修道会(聖母献身宣教会→オブレート会)の毎年行なわれる春の総会がありました。今年は、司祭高齢現状の中で未来へ向かう方向を話し合いました。5年先に何人が現役で働いていられるでしょうか、10年後は何人になっているでしょうか?更に現役で働いて収入を得られる人数はどれぐらいであるか、などなどの話し合いでした。皆さんにとって司祭たちが、このような話し合いをする事は驚かれる事かもしれませんが、ある意味ではやむを得ないのが現状です。今まで、我らがそれぞれの活動において自分の生活を維持し、余っている時間を仲間のために分担していました。幼稚園の園長の仕事や学校で教えたり、社会福祉の活動をしたりして自分の生活を担ってきました。しかし、今は神父たちの大半が70歳を超えていて昔のように動けないし、若い司祭たちの考え方が違って来ていて幼稚園の園長の仕事や英語を教えたり、小教区の仕事を優先するのは好まない仕事だそうです。そして、社会活動、正義と平和の問題、若者たちのため、などのような仕事に向かっています。その上、日本のオブレート会の管区の人数が減っているので、近くのアジアの管区と合併されることになります。更に年金生活に入っている司祭が半分以上になるので、彼らの生活を補う方法を見つける必要性があります。
このような現実の前に40年、50年以上日本で働いている司祭が大きな変動、不安定な未来に向かっているのですが、皆は、積極的に、気を落とさずに、前向きに考えました。この不安の中で神様は話されているのです。もっと私によりすがっていなさいと。
聖霊降臨の主日に向かって歩んでいる我らは同じ招きを教会中に響かせます。私は復活であり命です。死に打ち勝った主です。安心して私についてきなさい、安らぎを与えよう。私はあなたと共にいるから畏れる恐れる必要がない。そしてわたしの息、命、力である聖霊を受けて全世界に行って福音を述べ伝え、父と子と聖霊の御名によって洗礼を授けなさい。あなた方は異語を語り、蛇をつかみ、毒を飲んでも害を受けず、悪霊を追い出し、病人を回復させ、私の名によってすべてに打ち勝ってあまりあるのです。
オブレート会であれ、大阪大司教区であれ、日本のカトリック教会全体であれ、日本の社会と同じような不安を抱いて未来に向かっているのです。高齢化現象、生活の保証、世の中の価値観の激しい変動の中でどうすれば良いのでしょうか、と言う事のはっきりした答えを求めているのです。しかし、ヨナのしるし以外に他の答えがないのです。すなわちヨナが三日三晩大きな魚の中にいたように人の子がそのようになる、弟子であれ私たちもそうなるのです。
光、心理、道であるキリストは現在の状況の中で話されています。エマオに向かっていったあの二人の弟子と同様に論じ合っている我らは、彼らと同じく目が遮られています。キリストが共に歩いているにもかかわらず、気が付かないでいるのです。
聖書、神の約束のことばに触れれば触れるほどわれらの目は開き、特にパンを裂く時に主が共におられると分かり、元気よく兄弟のところへ飛んで行き、主はまことに復活されたと証しする事ができるようになるのです。
そして恐れずに未来へ共に向かって歩みましょう。
主任司祭 ハーン・フランシス神父 |